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敢えてアナログな雑誌にこだわる。
「暮らしの新しい楽しみ方」を伝えるためのメディア戦略

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INDEX

プロジェクトメンバー

太田 愛子

コンテンツディレクター

小西 梨乃

コンテンツディレクター

寺田 真理子

コンテンツディレクター

伊藤 佳奈

SV/PR

アナログな雑誌だからこそ、ブランドへの愛が育まれる。

ーそもそもデジタル化が進む今、どうしてアナログな雑誌にこだわるのでしょうか?

太田:これまでLDPは、Web上での情報発信に力を入れていました。しかし、Webだけではできないことがあるのも事実。紙ならではの質感を味わってもらったり、手元に置いて後から見返してもらったり。そういったアナログだから伝えられる良さも大切にしたいと考えています。

伊藤潤:情報の伝わり方もWebと雑誌では違うと思っていて。というのも、Webはどんどんコンテンツを追加・更新できますが、雑誌はページ数、レイアウト、サイズなど制限があります。そのため、「ここで伝えないといけないことは何だろう」と情報を吟味するのでメッセージが“濃く”なるんですよね。

寺田:Webって1回離脱したらなかなか戻ってこないじゃないですか。でも、雑誌って手元に置いてあれば気づかないうちにパラパラめくっていたりする。「何度も手に取る」という点では、コンテンツに対するトータルの滞在時間は長くなるんですよね。その分、ブランドへの理解が進んだり、愛着が育まれていったりするんです。

伊藤佳:また、「こんなおしゃれな雑誌を本屋さんに並べている」という実績をつくりたかったという想いもあります。不特定多数の人の目が届く場所でLIFE LABELの存在をアピールする。その波及力って相当なものだと思うんです。

小西:タッチポイントが増えることで、それまでLIFE LABELを知らなかった人にも、その存在を知ってもらうきっかけになるんですよね。実際にもともとLIFE LABELのことは知らなかったけれど、書店で見かけて初めて認知した方も多くいました。

LIFE LABELらしいエンターテインメントとは何か?

ー雑誌『LIFE LABEL magazine』vol.2と、vol.3では内容を大きく変えたとのことですが、具体的にどのような変化があったのでしょうか?

伊藤潤:これまでの号は「LIFE LABELの住宅商品をどう楽しむか」という視点で制作していました。しかし、vol.3からはLIFE LABELの住宅商品にとらわれず、家を舞台にしたエンターテインメントを伝えることに振り切ることにしました。

太田:家で起こるさまざまなシーンをエンターテインメントで解釈するんです。たとえば、子どもにとっての留守番は家という場所を気兼ねなく楽しめるエンターテインメントの時間だと捉えてみたり、ガレージはクルマを停めるだけの場所じゃなくて、クルマがある暮らしを楽しむエンターテインメントの舞台だと定義したりしました。

小西:特に施主インタビューは、大きく編集方針が変わったコンテンツ。これまでは空間の作り方など家という“モノ”にフォーカスを当てていましたが、今回は「DIYと愛車いじり」、「アウトドア」、「緑とアート」など暮らしそのものを楽しむという“コト”をメインに伝えています。

寺田:細かいところでは、写真の撮り方にもこだわっています。これまでは住宅商品を訴求しようとしていたため、物件の外観をメインビジュアルに置くことが多くありました。しかし、vol.3で伝えたいのは商品よりも、楽しんでいる姿。だからこそ、趣味にのめり込む施主さんの様子や趣味のアイテムを目立たせたりしながらデザインを制作していきました。

伊藤佳:また、巻頭企画には家を舞台にした動画プロジェクトfilmbumの特集を配置しました。filmbum original は、俳優・タレントのMEGUMIさんや演劇モデルの長井短さん、映画監督の石井克人さんなどが参加した大型企画。
「HOUSE IS ENTERTAINMENT」を語る上ではもっとも強力なコンテンツです。このfilmbumを巻頭に持ってきたことで、空間づくりを中心に伝えていた今までの雑誌とはトーンががらりと変わりました。メディアの意思やスタンスを示す強いメッセージになっていると思います。

チーム内でとことん話して、イメージを固めていった。

ーかなり大胆に変革したんですね。そこまでの大きな方針転換をかたちにするのは、大変だったのではないでしょうか?

伊藤潤:そうですね、最初から方針が明確だったわけではありません。「暮らしをエンターテインメントに表現する」という軸は決まっていたのですが、そもそも「エンターテインメントって何なんだ?」というイメージがあいまいでした。だからこそ、表紙や表面上のデザインだけを変えようとしたり、タイトルだけキャッチーにしようとしたり。迷走している時間もありましたね。

伊藤佳:でも、チームで話をする中で次第にイメージが固まっていったんです。特に「HOUSE IS ENTERTAINMENT」というブランドスローガンが定まったのは大きかったと思います。この言葉を指標にすることで、みんなのイメージが統一されていきました。

寺田:そして、統一されたイメージをもとに企画を再度練り直し。「この施主さんだったら、こういうシーンがエンターテインメントじゃない?」などと、皆で会話しながらコンテンツをつくっていきましたね。また、Webサイトのリリースに先がけて、表紙デザインが決まったことでプロジェクトの動きも加速しました。LIFE LABELブランドが考えるエンターテインメントの姿をデザインによって可視化できたんですよね。そのことで、あいまいだった「エンターテインメント」という言葉のイメージが具体的になっていくような実感がありました。

読者に、暮らしの新しい楽しみ方を見つけてもらいたい。

ーさまざまな試行錯誤や変遷を経て、発行された雑誌『LIFE LABEL magazine』vol.3ですが、反響はいかがでしたか?

小西:アンケートの分析を担当しているんですが、「良い意味で住宅雑誌に見えない」という意見が多くて嬉しかったですね。これも「エンターテインメントに振り切る」という覚悟をきめたからこそ。その姿勢が読者のみなさんにも伝わっていたようで何よりです。
ほかにも「これは保存版です」「何度も読み直せるので楽しい」といった意見も。あえて雑誌をつくる意義がやっぱりあったんだと実感しましたね。

伊藤佳:購読層も幅広いんです。これまでの住宅雑誌は、住宅購入の主導権を握っていることが多い30代の主婦層がメインだと言われていました。でも、今回の雑誌の場合は20代から40代まで幅広い層に読んでいただいています。さらに読者の半分以上は男性。これには私たちも驚きました。

小西:きっと男性の場合、DIYやアウトドアといった趣味を楽しむ人が多いのも関係しているのではないかと考えています。この雑誌を届けることで「自分の趣味ってエンターテインメントだ」と気づいてもらったり、家での新たな楽しみ方を見つけてもらえたりしたらいいなと思いますね。

寺田:たしかに新たな“気づき”を与えることは、私たちが雑誌を通してやりたいこと。「今まで家は寝食のための場所だったけれど、もっと楽しい場所になるかもしれない」「自分なりのエンターテインメントを表現する舞台にできるんだ」……そんなことを感じ取ってくれたらとても嬉しいです。
まずはウッドデッキで朝ご飯を食べてみたり、屋上で家庭菜園をはじめてみたり、小さなことでも構いません。この雑誌がちょっとした行動の後押しになれたらいいなと思います。

ー最後に、雑誌を手に取った方に、伝えたいことはありますか?

伊藤佳:デザインも、コンテンツも、従来の住宅雑誌やカタログとは一線を画したものになっていると自負しています。この雑誌を並べておくことで、きっと「ここで家を建てたらなんだかおもしろそう」と思ってもらえるはず。そう考えています。

太田:スペックやディティールももちろん大切です。でも、LIFE LABELが届けたいのは、楽しい暮らしそのもの。そのメッセージを取扱店さんがわざわざ毎回口頭で伝えなくても、この雑誌は代弁してくれるはず。
ユーザーさんが家の中でどんな時間を過ごしたいか、どんな暮らしを送りたいか?そのイメージを膨らませるお手伝いができたらと考えています。

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募集要項

  • 営業担当(SV)

    • 応募資格

      【必須】
      ・法人営業経験をお持ちの方(業界不問です)

      【歓迎】
      ・営業企画経験
      ・マーケティング・企画業務経験

      【求める経験・能力】
      ・営業から企業のコンサルティングまで、幅広い領域を経験してみたいという志の高い方

    • 給与

      【想定年収】400~700万円程度
      ※経験・能力等考慮の上、規定により優遇

    • 業務内容

       

      LIFE LABEL ・ DoliveのFC加盟を検討or加盟しているクライアントに対して、企業の経営戦略・営業戦略に携わりながら、加盟や課題解決に向けたご提案の業務に携わっていただきます。

      主に以下のような業務をお任せします。
      ●様々な工務店や不動産会社が抱える課題に対し、社が展開する商品やマーケティング戦略を用いた課題解決提案
      ●課題解決のために必要なプロダクトの企画立案・実行
      ●既存の加盟店に対するSV(スーパーバイザー) 業務

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  • マーケティング担当

    • 応募資格

      【歓迎】
      ・マーケティング・企画業務経験
      ・総合広告代理店・PR会社におけるクライアントへの提案経験
      ・プロジェクトマネジメントのご経験※プロジェクトを自走して設計・運用できる方

      【求める経験・能力】
      ・企画立案から実行まで、幅広い領域を経験してみたいという志の高い方

    • 給与

      【想定年収】390~650万円程度
      ※経験・能力等考慮の上、規定により優遇

    • 業務内容

      LIFE LABEL・Doliveのマーケティング担当として、各ブランドの認知拡大やエンドユーザーへのアプローチを担っていただきます。戦略の立案から実行まで一貫して携わり、マーケティング施策を通じてブランドの成長をリードしていただきます。

      主に以下のような業務をお任せします。
      ●プロジェクトの全体管理
      ●マーケティング戦略に基づくtoB/toC(エンドユーザー)に向けたキャンペーンや広告・PR施策の企画立案・実行
      ●オウンドメディア・SNS運用
      ●データ分析を基にした改善提案や、新たな市場ニーズの発掘

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  • 設計•建築担当

    • 応募資格

      【必須】
      ・下記の設計業務経験をお持ちの方
      ■新築戸建て ■新築マンション ■リノベ物件

      【歓迎】
      ・営業企画経験
      ・マーケティング・企画業務経験

      【求める経験・能力】
      ・住宅業界の新しいトレンドを創り出してみたいという志の高い方

    • 給与

      【想定年収】390~650万円程度
      ※経験・能力等考慮の上、規定により優遇

    • 業務内容

      LIFE LABEL・Doliveの設計・商品企画担当として、規格住宅パッケージ商品の企画・設計に携わっていただきます。

      主に以下のような業務をお任せします。
      ●人気のブランドやクリエイターとコラボレーションをした住宅の企画
      ●ブランドのトーン、ユーザーの要望や流行などを意識しつつ、自分のアイディアを織り交ぜた売りやすい住宅商品の開発
      ●商品化に向けた図面資料の作成
      ●メーカーとの折衝・建築現場の管理

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  • 共通事項

    • 勤務地

      ・東京都港区南青山
      ・最寄り駅:表参道より徒歩8分・外苑前より徒歩9分
      ・転勤:無

    • 雇用形態

      正社員
      試用期間:有(3カ月)
      試用期間中の異なる条件:無

    • 就業時間

      ・9:00~18:00
      ・休憩時間:60分
      ・時間外労働:有(10~30時間程度/月)

    • 休日・休暇

      ・土曜、日曜、祝日、年末年始休暇、他企業カレンダーによる
      ・有給休暇:入社後3ヵ月の継続勤務後に12日付与
      ・年間休日:120日前後

    • 待遇

      ・賞与:年1回(12月) ※初年度は無
      ・昇給:年1回(1月)
      ・通勤手当:有(上限4万円まで)
      ・健康保険:有
      ・厚生年金:有
      ・労災保険:有
      ・雇用保険:有
      ・退職金制度:無(会社規程により支給ケースも有)

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