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家とエンタメ

“何をやっても勝てる”というチームをつくりたい。|メンバーインタビュー #01 林 哲平

本当は、映画をつくる仕事がしたかった

ベツダイに入社する前は、東京の広告代理店にて映像などのエンターテイメント商材を中心に広告宣伝をする営業活動を行っていました。もともと、映画をつくる仕事がしたくて大分から上京したんですよね。

入社当初は扱う予算も小さかったのですが、実績を積んでいくうちにスケールの大きな仕事をどんどん任されるようになっていきました。仕事の幅が広がっていく一方で、自分自身の価値観も変化していき、働き方や生き方を改めて考えるタイミングが訪れて。その頃から、地元である大分に帰ることも視野に入れ始めていました。

地元・大分の風景

ある時、大分に戻ると、会ってみてはどうかと県会議員に紹介されたのが、ベツダイの現社長である矢邉でした。ベツダイは昭和38年創業と老舗の不動産会社ですが、当時の矢邊は37歳。若手の社長で、かなり勢いがありましたね。東京でいろいろ大きな仕事をしていた自分と、どこか合うところがあるのでは?と思ってもらえたのかもしれません。

その後、うちに来ないかと声を掛けてもらったのですが、正直最初は興味がなかったんですよ(笑)。もともと工業高校の建築科に在籍していたので、不動産や住宅は身近な領域ではあるのですが、高校生ながら「製図は大変だし、建築とか嫌いだわ〜」と思っていました。そんな記憶もあって、正社員ではなくて、最初はアルバイトとして関わり始めたんです。

広告の世界から、「まさか住宅業界に入るとは思わなかった」という

ですが、実際に入社してからは、かなり早いタイミングでベツダイのビジネスにのめり込んでいきました。

入ってから驚いたのは、想像以上の体質の古さ。昭和半ばに創業した地方の老舗企業というのはありますが、ルールも、会社が向かっている先も、とにかく気になることが多かったんです。

せっかく繋がった縁だから、少しでも自分に何かできることをはないか、貢献できることはないかと。東京で、競争力のある数々の企業と仕事をしてきた経験を活かして、何かしたいという思いが強くなったんです。考え方が変わってからは、ベツダイのビジネスに深く入っていきました。

消費者目線で、ブランディングをガラッと変えた

当時のベツダイは、「老舗の不動産屋」という印象が強かった。なので、まずは地元である大分の若い人に受け入れられるようなブランドを目指せないかと、広告代理店にいた経験から、まず消費者の目線で考えました。

ベツダイのリブランディングにあたっては、大分の地場メディアを回ってテレビや雑誌などでPRしたり、会社 案内を刷新したりとイメージを変えていきました。今では、当時のCMを見て、ベツダイに入りたいと思ってくれた大分の若手社員もいます。

ベツダイ創立50周年のCM

主力の商品は、”ZERO-CUBE(ゼロキューブ)”。シンプルなキューブ型の家をベースに、自分だけのこだわりを”+FUN”のオプションとして追加できるデザイン住宅です。

この考え方が当時から広告的で伝わりやすかったこともあり、ZERO-CUBE を事業の軸に全国展開を狙っていきました。1000万円という価格帯とシンプルモダンなキューブのデザインが、若い世代に受け入れられたポイントだと感じています。

主力のデザイン住宅シリーズ ”ZERO-CUBE”

そして、全国展開を本格化させるにあたって、メディアの拠点となる東京支店を作ろうということになり、2013年にベツダイ東京オフィスが生まれました。

一人でも多くの人に、暮らしの『新しい選択肢』に気付いてほしい

オフィスの立ち上げ初期は、メンバーも自分一人くらいでしたが、次第に広報担当やウェブ制作系のメンバーも参加してくれるようになりました。当時は、ZERO-CUBEを全国展開しよう!という想いが強く、ブランディングの序盤でしたね。それから約5年経ち、現在では事業も拡大。メンバーは4倍に増え、表参道の広いオフィスに移転しました。

ここ近年の東京オフィスのミッションとしては、ZERO-CUBEを始めとする規格住宅シリーズのブランドであり、暮らしにまつわる住宅情報を発信する「LIFE LABEL」や物件探しからリノベーション、建て替えにも対応できる住宅の総合ブランド「RE住む」を中心に、新しい住宅ブランドのスタートアップとして、一人でも多くの購入層に「気付いてもらう」こと。

人生設計の一つなので、家は必ずしも買わなくても良いと思うんですよ。でも、何かのタイミングで建売住宅を急かされて買ってしまうとか、家を買う際の基礎知識 やリテラシーがないままに買ってしまうとか、後になってからもっとこうしたら良かったと悔んだりとか……。住宅購入は大きな買い物なのに、ほとんどの方が初めての経験なので、知らなかったからこその後悔があると思うんですよね。

そうならないように、購入者の方には、家の選び方や買い方にこういう新しい選択 肢もあるということを知ってほしいと考えています。ZERO-CUBEやRE住むRENOVATIONの方が他よりも優れていると言いたいのではなくて、あくまで、コストとデザインの両方を大事にできる選択肢もあるということを伝えていきたい。LIFE LABEL MagazineResumu magazineで、自社商品に限らず、暮らしや住まいにまつわる情報発信をしているのもそのためです。

戸建ライフを愉しむライフスタイルマガジン ”LIFE LABEL Magazine”

“このメンバーなら何をやっても勝てる”というチームをつくりたい

スタートトゥデイの前澤さんが以前「お客様とお友達のような関係性を目指したい」と言っていましたが、私たちも「お客様が神様」という感じではなく、それに近い感覚です。これは社員間であっても同じで、やっぱり友達でいたい。むしろ肉親に近いところにいれるようなメンバーだと思っています。

東京オフィスでは“このメンバーがいれば何をやっても勝てる”というチームを作っていきたいですね。自分の人生の成長を目指して、自分自身がその目標に向かっていく、そんな個人の集団が理想です。チームとしてステップアップするには様々な課題があると思いますが、一つひとつクリアすることで、成長していけると信じています。

様々なバックグラウンドを持つBETSUDAI Inc. TOKYOメンバー

それから、外向けには楽しく生きている姿を見せたいんですよね。もちろん、見えないところで人一倍頑張っているんですけれど、なんでも楽しくやりたいんです。また、どの業界も同じだと思うのですが、ルールは破るべきだと思っています(笑)。破らないと、そこに事業インパクトは起こらないので。楽しく、かつ、事業インパクトを起こせるような、最高のチームでありたいと思います。

ベツダイの東京オフィスが立ち上がってから早5年。こうして大きくなれたのも、パートナー様やお客様はもちろんのこと、日々一緒に働いている家族のような、友達のような仲間がいるから。

BETSUDAI Inc. TOKYOのコーポレートサイトでは、今後も様々なバックグラウンドを持つメンバーの紹介や、力を入れているプロジェクトの様子などを随時アップしていきます。次回もお楽しみに!

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