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LDP代表「林哲平」プロデューサー脳誕生のきっかけとは!?

さぁ、始まりました「林Pの脳内探検」。
まず1回目は林さんのライフヒストリー的なものをどんどん伺いたいなと思っております。

学生時代とかって、どんな感じだったんですか?

0316_001_re 林P

学生時代かぁ…。工業高校で野球を真面目にやってたんですけど、1年のときに挫折して。そこからです、僕の物語は。硬派じゃなきゃ…という感じから開放された。大学に入ってからもバイトばっかやってて。とにかく朝まで遊んでた記憶しかないですね。

学生時代の記憶で今の自分につながる部分とかはありましたか?

0316_001_re 林P

高校球児だったとき、監督の選手の起用方法とか、戦術とか出すサインに違和感があったかな。あの子がバントするより絶対エンドランかけたほうが確立上がりそうじゃんって。やっぱりその当時から確率で物事を考えてたんですよね。今振り返ると試合に勝つだけじゃない部分も指導者側にはあったと思うんですけど、でも僕は今、勝てる方法を教えてくれって常に思ってたんです。今、試合に出たいし、今、レギュラーになりたいから。

自己主張しすぎて、厄介者やはぐれもの扱いされたり…みたいなことはなかったんですか?

0316_001_re 林P

そうですね。学生時代に限らず「新入社員のくせになんだよお前」みたいな感じで言われたりもしたことありますけど、結果を出そうとすることが悪いことなのか、新人が経験がない中で結果を出すためにどうすればいいかを質問してるのに、そんな風に言われることに対して納得がいかなかったんですよね。日本の企業文化のガバナンスやルールみたいなものをおかしいと感じることは今でも多いかな。「てっちゃんって人と違うよね」ってよく言われてましたし。納得できないことをやらされるとアレルギーが出ちゃうんですよ。だから無理やり納得しとけ!みたいなことに対しては、たぶん一回も我慢したことがないんじゃないかな。

なるほど…林さんらしいですね。でも、「仕事だから嫌でも続けなさい!」なんてこともあるじゃないですか。

0316_001_re 林P

それもないですね。自分なりの理解がないと続けられないし、やる気も起きない。だから一般的にはダメな男かも(笑)。社会に出てまもない頃はすごく自分自身が混沌としてましたよね。ただイライラしてるだけで、人生の成功だったり、お金を稼ぐための方法だったり、好きな女性と結婚したりすることは、全くビジョン化されてなかったかな。でも自分なりにあがいてはいましたよ。目の前にあることはとりあえず頑張ろうとはしてた気はするけど…。自分の人生なんだからなんで良くしようとしないの?って思いませんか。面白くないっていう話は仲間内でしてるけど、面白くないっていうところで話が終わってる人ばっかだし。変えればいいじゃん、動けばいいじゃんって思って。そうしないと毎日つまらない気がして。それで何かが変わるかもしれないし、最悪もし周りが動いてもらえなかったらやめちゃえばいいしね。なんで改善しようとしないのかって思うんですよね。

大学卒業して上京したんですよね。

0316_001_re 林P

上京するときは現金50万だけ持って(笑)。当時、大分には自分が働きたいと思える会社はなかったし…というかやりたい仕事がなかったんですよね。映画がずっと好きだったから映画に関係する仕事に携わりたいとは思ってました。このまま大分でじっとしていてはダメだ、何かやらなきゃいけないっていうのはあったのかもしれないですね。だから感覚的に「仕事しよう」と思って上京してないんですよね。今までの人生振り返っても正社員になってから一回も「仕事してる」と思ったことない。仕事が楽しいとか、楽しくないとかもあんまり気にしないというか、部活のような感じかもしれないですね。アフターファイブとかオフを楽しみたいって人は、働くこと=仕事だと思っている気がして。要は働くことへのモチベーションじゃないかな。僕は働くことは人生の一部だと思ってますから。

相手も同じような感覚を持っている方が良い成果が生まれる可能性が高いですよね。

0316_001_re 林P

それはそうでしょうね。社員とか経営者とかの立場じゃなくて、仕事って言葉で片付けられないモチベーションがあるかどうかはすごく大切。でも、この考え方を誰かに押し付けようなんて一切思ってないし、あくまで僕の考え方ですけど、自分が会社のために活躍できてないと思ったら僕は居づらいんですよ。会社における存在意義として、期待された以上に稼いでるか、どうすれば稼げるようになるかしか考えてないから、居心地の悪さを感じたことは一回もないけど、僕がもし自分の給料より動けてないと思ったら、僕はすぐやめますね。普通の人との考え方の圧倒的な違いかもしれないけど…。

東京で最初に就職したのはどんな会社だったんですか?

0316_001_re 林P

広告代理店です。メンズファッション系の雑誌とか数多く手掛けてるけど、当時はレンタル店向けの映画雑誌があって、その媒体営業をやりました。初めて上司の方に同行した時のインパクトが今でも忘れられなくてね。その人、めちゃくちゃイケメンでふわっとしたパーマかけてる人で…会社にあんまり居ないし、喋り口調とかもそんなによくないのになぜかメジャーな映画メーカーの担当が全部その人なんですよ。僕は入社当時からそれがすごい不思議で。その日、訪問先の近くの喫茶店に一時間前集合で、僕はタバコ吸ってお茶でもしていくんだろうなって思ってたんだけど、すごいちゃんとした面持ちというか、意外とね。

ちょっとチャラくて…みたいなイメージとは違ったんですね。

0316_001_re 林P

新入りとはいえ、僕もしゃべりが得意だし、人の懐に入るのが絶対早いっていう自信はあったんで、「なんで1時間も前に集まる必要があるんですか?」って訊いたら「どれだけ資料揃えても、どれだけ自分の中のロジックが正しくても、営業する時のシミュレーションが直前にできてなきゃ意味ないんだ」って。だから必ず打ち合わせの一時間前には近くの喫茶店に入って、営業のシミュレーションを一回するって話してくれて。しかもその日、訪問先で結局一回も準備した資料を使わなかったんですよ。それでも大きな案件をしっかり獲得して。もちろん人脈もあるだろうし、深い関わりがあったかもしれないけど、何よりもその人のスタイルをかっこいいと思っちゃいました。

このエピソードはプロデューサーとしてのご自身の原点かもしれませんね。

0316_001_re 林P

たぶんしっかりと自分自身でシミュレーションできるかだと思うんですよね。要は相手を納得させられるという自信を持てるか。そのための一つの武器がプレゼン資料だと思うから。やっぱり自分の中に若いころから根拠のない自信みたいなものがあったんだけど、実は根拠があって、たぶん先輩が「そのロジックってお前も同じだろう?」みたいな感じで、教えてくれたのが嬉しかったし、やれるっていう確信をもてたし。それは今に続くスタイルの始まりかもしれないですね。

次回は広告代理店時代の林P流営業スタイル、東京から大分に戻ると決めた理由、そしてベツダイとの出会いについて…徹底的に深掘りしちゃいます。
入社直後も「らしさ」全開のエピソードが満載です!

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