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音楽の力を使う。“amadana base PROJECT”PR戦略とは

INDEX

“好き”をこだわり過ぎちゃう人たちの暮らし方を考える、amadana base PROJECT!

洗練されたプロダクトで多くのファンを集めているデザイン家電ブランド「amadana(アマダナ)」。この人気ブランドを展開する総合クリエイティブ商社amadana株式会社とLIFE LABELのコラボレーションプロジェクトがamadana base PROJECTです。

音楽やファッション、アウトドアなど、世の中には “好き”をこだわり過ぎてしまう人たちがいます。このPROJECTでは、そんな人たちが思う存分自己表現できる暮らし方を考え、提案していきます。
プロジェクトの核となるのは、住宅商品。あらゆる隙間にこそ人の趣味やこだわりが詰め込まれている……そんな点に着目して、『隙間=好き間』と定義。「わが家は、好きだらけ」というコンセプトを掲げ、これまでの住宅ではあまり重要視されていなかった玄関や廊下といった隙間を大胆に中心に配置した、“好き”が集まる空間をつくりました。

また、PR面では音楽を軸にさまざまなコンテンツを展開。人気音楽プロデューサー冨田ラボ氏によるオリジナル楽曲の制作や配信をはじめ、さまざまな企画が進行中です。

新たなLIFE LABELを象徴するこのプロジェクトに込められた戦略を、2人のメンバーが語ります。

機能ありきではなく、趣味ありきの家があってもいい。

音楽を楽しむスペースが家の中心にある、「amadana base」のリビング

――そもそもこのプロジェクトはどうやって始まったんですか?

大竹:もともとはLIFE LABEL代表の林がメインパーソナリティを務めるラジオ番組「What’s New Fun?」のゲストにamadana株式会社の代表・熊本浩志さんを迎えたことがきっかけでした。林も熊本さんも同じ九州出身であったり、野球に打ち込んでいたりしたこともあって意気投合したんですよね。

佐々木:LIFE LABELがコラボレーションプロジェクトを立ち上げるときは、パートナーさんの特徴を踏まえながら最適な方向性を探っていくんです。amadanaさんの場合、デザイン家電に留まらず、事業そのものの価値を再定義し、デザインして世に提示していくビジネスも行っています。そこで、一緒に「家」の概念そのものも再定義して、デザインしていくことにしたんです。

大竹:そこで出てきた課題が、世の中に“好き”をこだわり過ぎちゃう人は一定数いるはずなのに、その“好き”を家の中で十分に表現しきれていないということ。「音楽が好きなのに思い切り演奏したり、聴き込んだりできる空間がない」、「ファッションが好きなのに、家の中にあるのは狭いクローゼットだけ」など。というのも、これまでの家は「キッチン」「寝室」「リビング」など、機能を優先して設計していて、趣味はその隙間で行うものだったんです。そこで、amadana baseでは、まず趣味を優先して設計することにしました。家の真ん中に趣味があって、その周りを機能が囲む。たとえば家の中心にDJスペースがあってもいいし、大量のアウトドアギアを置いてもいい。玄関や廊下が家の中心にある独特の間取りは、家の捉え方を変えていこうとする、ひとつのメッセージでもあるんです。

暮らしの楽しみ方を届けるには、エンターテインメントが欠かせない。

――amadana base PROJECTでは、「音楽」に注目してPRを展開されていくかと思います。そこにはどんな狙いがあるのでしょうか

大竹:LIFE LABELは、「家を提案する」存在というより「暮らし方を提案する」存在になりたいと考えています。今回のamadana baseのテーマでもある“好き”をこだわり過ぎちゃう暮らし方を届ける方法として音楽が最適なのではないかと考えました。

佐々木:私たちにとって「家」は、単に生活を送るためのインフラではなく、住む人が暮らしを楽しむための舞台。そして、暮らしを楽しむためには、エンターテインメントの視点が欠かせません。今回はエンターテインメントの中でも特に音楽に着目してPR活動を展開しています。

大竹:音楽って、多くの人に親しまれているエンターテインメントじゃないですか。しかもamadanaさんは、Amadana Musicという音楽体験をデザインするソリューションブランドを展開されています。エンターテインメントを大切にしているLIFE LABELと、そもそも相性がいいんですよね。

佐々木:「面白い家ができたんですけどいかがですか?」という家ありきの提案では、すでに家を買いたいと考えている顕在層にしかリーチしません。だけど、「音楽がある暮らしって素敵じゃないですか?」という暮らし方ありきの提案の仕方だと、もともと家を買おうと思っていなかった潜在層も「自分もこういう暮らしをしてみたいな」と感じるかもしれない。家というプロダクトに、音楽というエンターテインメントを重ねてパッケージングし直すことでエンドユーザーへのメッセージの届き方が変わるんです。
だからこそ必ずしもファーストタッチが家じゃなくてもいい。まずは「この音楽いいな」とか「このPVがおもしろい」とか「冨田ラボさんの曲を聴きたい」といった視点から入っていって、徐々に住宅商品のプロモーションだったと気づき、「この家いいね」から「このブランド面白いね」と感じてもらう。この一連のコミュニケーションの入り口として、音楽は強力な武器になるんです。

メッセージを広く、確実に届ける音楽の力。

音楽を楽しむスペースが家の中心にある、「amadana base」のリビング

――数あるエンターテインメントの中でも、音楽だからこそ生まれるメリットはありますか。

佐々木:音楽をPRの軸に据えたのは、タッチポイントが増えるから。音楽プロデューサーの冨田ラボさんに制作していただくオリジナル楽曲は、SportifyなどのストリーミングサービスをはじめTikTokなどのSNS、さらにはYoutubeといったプラットフォーム上で配信することもできます。

大竹:また、単に既存のプラットフォームで配信するだけでなく、LDPが運営しているラジオ番組「What’s New Fun?」で楽曲を流したり、Amadana Musicとのコラボレーションを展開することもきっとできるはず。さらに今後はリアルイベントを実施してもいいと思っています。たとえば、LIFE LABEL主催のライブを開催して、冨田ラボさんに登場してもらうのも面白いですよね。

佐々木:エンタメカルチャー寄りの雑誌やwebメディアに取り上げてもらうことも視野に入れています。これって家ありきのPRだとなかなかあり得ないんですけど、音楽というエンターテインメントありきのPRだと実現可能性が生まれるんです。

大竹:エンターテインメントって人の心を掴むものじゃないですか。エンタメ化することで、「わが家は、好きだらけ」というメッセージをより広く届けることができるはず。私たちは、そう考えています。

家のブランドではなく、暮らし方を提案するブランドのLIFE LABEL。
「HOUSE is ENTERTAINMENT」という考え方を象徴するamadana base PROJECTでは、音楽という強力なエンターテインメントを武器に、住宅業界に新たな可能性を提示していきます。
今後の展開も、どうぞお楽しみに!