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工務店の広報担当者必見!住宅会社のInstagram活用術とは

samu

INDEX

今こそ工務店がInstagramを活用するべきワケ

なぜ工務店がInstagramを活用しなければならないのか。その理由は大きく分けて2つあります。

ひとつ目の理由は、ユーザー層の変化です。住宅購入を検討する主な層は、20代から30代。しかし、数年前の「20代から30代」と現在の「20代から30代」では、情報のキャッチの仕方が変わっています。数年前は、そのような世代でも新聞を購読していた人も多く、折り込みチラシなどのメディアが効果的だったかもしれません。しかし、現在は新聞離れが進み、代わりにInstagramをはじめとしたSNSで情報を収集するユーザーが多くなっています。
実際にLDP取扱店さんの中には、集客ルートの大半がInstagram経由という工務店もあり、1日7,8件程度問い合わせが来ているそうです。

もうひとつの理由は、「家づくり」という工務店のビジネスとInstagramの相性の良さです。家の魅力を伝えるには、どんな言葉で語るよりも、1枚のビジュアルを示した方が、説得力は強いはず。
もちろん「どんな考え方で家づくりをしているか」や「どんな素材を使っているか」といった内容も重要ですが、そのような情報はビジュアルがあってこそ。そもそも格好良かったり、かわいかったり、おしゃれだったり……空間に魅力がなければユーザーには届きません。だからこそ、ビジュアルに特化したSNSであるInstagramは家づくりにおいて、もっとも効果を発揮するツールのひとつなんです。

LIFE LABELやDoliveが実践しているInstagram運用のポイントとは

それでは、実際にLIFE LABELやDoliveがInstagramをどのように活用してきたのか、具体的なポイントを少しだけお伝えしていきます。

「フィード」と「ストーリーズ」を使い分ける

Instagramの投稿は、タイムライン上に表示され、プロフィール画面にも残る「フィード」と、ホーム画面上部のリンクから24時間限定で表示される「ストーリーズ」に分けられます。
LIFE LABELやDoliveでは、フィードに投稿する際、あとから見返してもらうことも想定。投稿する写真素材の上に、取り上げた記事のポイントをテキストで載せてデザインすることで、簡単に記事の概要がわかるようになっています。フィード機能の特性上、URLを貼ることができないので、ひとつの投稿で、ある程度情報が完結できるように意識しています。

一方、ストーリーズに投稿する際は、あえてデザインの作り込みは最小限に留めています。というのも、ストーリーズは、リアル感が重要。「その時・その場で起こったことをリアルタイムに共有したい」という気持ちからストーリーズを利用する人が大半なので、時間をかけて作り込んだことがわかる投稿よりも、素朴な投稿の方がユーザーにとっては親近感を持ちやすいんです。
また、フィードとは異なり、ストーリーズは記事のURLを貼ることが可能。LIFE LABELやDoliveの読んでほしい記事に飛んでもらう入り口としても機能しています。

プロフィール画面の「9枚」を意識する

プロフィール画面では、縦3枚×横3枚の9枚をひとつの単位として考えています。この9枚は、Webサイトでいうと、ファーストビュー。アカウントの印象を決定づけます。そのため、9枚の中で同じような構図の写真が続くのを避けたり、悪目立ちする写真は入れないのがベター。LIFE LABELやDoliveでは、3投稿ずつデザインテンプレートを用意して、1列ごとに印象を変えています。
そのほか、「茶色などの濃い色味が多く入っている写真を使う」「背景にアウトドアグッズやグリーンなどのアイテムを並べて写真の中の情報量を多くする」といった点も意識しているポイントです。

SNS広告を上手く活用する

より自分たちのアカウントにユーザーを呼び込みたければ、Instagram広告も有効です。
Instagram広告では、投稿を表示させたい属性のユーザーを選ぶことができます。たとえば「アウトドア」や「ファッション」といったカテゴリに興味があるユーザーなど。さらに、LIFE LABELやDoliveでは、すでにフォローしているアカウントと、全く接点を持ってなかったアカウントで言葉選びを変えるなど、それぞれのユーザーの属性に合わせた投稿を心がけています。

工務店の場合は、それぞれの施工事例に合わせてターゲットを設定するのがいいかもしれません。たとえばWTW HOUSEだったら「サーフィン」というキーワード、THE HOUSE GARAGEだったら「アウトドア」というキーワードに興味を持つユーザーを設定すると効果が上がりそうです。

Instagramで成功している工務店が実践していること

LIFELABELやDoliveの取扱店さんの中でもとりわけInstagramをうまく活用しているのが、静岡県、東京を拠点に事業を展開しているオレンジハウスさん。フォロワー数は約5万人、毎日数件の問い合わせがInstagram経由で来るそうです。
今回は、Instagramの運用を担当している中野さんに工務店の現場ならではの運用ノウハウをお聞きしました。

写真素材づくりに妥協しない

「Instagramは、写真がすべて。ただ良いカメラを用意しただけでは、良い写真は撮ることはできません。意外にも重要なのが、撮影現場のセッティングです。家具もインテリアも何も置いていない現場は写真映えしないんですよね。ちゃんと空間をコーディネートすることが大切です。

また、『写真の色味を統一する』『画角を変えてバリエーションを持たせる』『水平や垂直を忠実に守りながら撮る』など、写真には良い印象を与えるためのルールがあります。今や撮影のノウハウを語った記事は、いくらでも世に出回っているはず。いずれかでもいいので、そのルールを決めて守ることが良い印象を与えていくのだと思います」

投稿頻度をキープする

「ただ、写真素材づくりに時間をかけすぎて投稿頻度が減ってしまっては効果は半減。できるだけ毎日コツコツ続けることが重要です。そのために、労力をかけないことを決めるのも大切だと思います。オレンジハウスの場合は、投稿するテキストはテンプレート化したり、DMには対応しないように決めました。
どうしても写真素材がない場合は、投稿しないよりも昔の写真を挙げ直した方がまだ良い。できれば1年以上、長いスパンでアカウントを育てていく意識を持った方が良いと思います」

世界観を統一するためにアカウント運用者は限定する

「大切なのは、アカウントの一貫性。ただ、運用する人数が増えるほど、世界観を統一することは難しくなります。そのため、専任の方がいれば、その人に一任する方がベター。特にInstagram運用は、若手の方が担う場合も多いと思うので、上司の方は思い切って任せることが重要だと思います。オレンジハウスの場合は、社長がInstagram運用のための予算を割いてくれたり、思い切った裁量をくれたりしたので、とても助かりました」

さまざまなノウハウをご紹介しましたが、Instagramの運用は奥が深いもの。「自社の場合はどうしたらいい?」「こういう状況には、どんな打ち手が効くの?」など具体的に知りたいこともまだまだたくさんあると思います。

LDPでも、LIFE LABELやDoliveのアカウントを運用していますので、まだご覧になったことのない方は、是非チェックしてみてくださいね!