-
家とエンタメ
LIFE LABELは、誰かに「NICE」と伝えるブランドへ。全国の取扱店が集ったLIFE LABEL CLAP2024レポート
# イベント# LIFE LABEL -
家とエンタメ
“外遊び”を楽しむ家「Sunny Track House」が野外フェスに登場!GREENROOM FESTIVALʼ23出展レポート
# イベント -
家とエンタメ
【GREENROOM FESTIVAL’21】『LIFE LABEL』× 雑誌『POPEYE』がつくる家「Mr.standard produced by POPEYE」を出展!
# Mr.standard produced by POPEYE# LIFE LABEL -
家とエンタメ
【漫画】 押上娘荘 #02『DIYがやりたい !! 』
-
家とエンタメ
“何をやっても勝てる”というチームをつくりたい。|メンバーインタビュー #01 林 哲平
今、LIFE LABELが世の中に届けるべきこと。それは「NICE」というエール。

INDEX
introduction
2024年11月19日に虎ノ門のTOKYO NODE HALLで開催された「LIFE LABEL CLAP2024」。例年、LIFE LABELでは全国の取扱店さまを招いて新商品やブランディング方針の発表を行う全国総会を開催してきました。コロナ禍の影響もあり、今回は5年ぶりの開催に。
LIFE LABELの新ブランドスローガン「NICE LIFE」が発表された今回のイベント。LIFE LABEL主宰・林哲平が、この言葉に込めた思いや今後のビジョンをご紹介します。
LIFE LABELの原点「Hello, new fun.」
——全国の取扱店が集まる「LIFE LABEL CLAP2024」が開催されました。まずは、この会に込めた想いを教えてください。
林:今回、イベントのタイトルを「LIFE LABEL “CLAP”」と名付けました。相手を称えるときには、よく拍手(CLAP)をすると思うんです。これからLIFE LABELは誰かの暮らしを称えるブランドになっていく。そんな新たな決意を象徴するタイトルにしたいと思ったんです。


——改めてLIFE LABELの歩みを振り返ってみていかがですか?
林:2017年の発足時から掲げているのが「Hello, new fun.」というタグラインです。改めて振り返ると、これがLIFE LABELの原点だと感じます。

僕自身、くすぶっていた若い頃は「こんなの思い描いていた世界と違う」と鬱屈していました。でも、同時になんとなく働き、なんとなく日々を過ごしている周りの大人たちを見て「本当にみんなやりたくてやっているのかな」という違和感もあった。みんな大人のルールに順応しようとして、大切なことを忘れてしまっているんじゃないか……そんな原体験を経て辿り着いたのが、このタグラインです。
「子どもの頃は、あらゆる瞬間にワクワクしていたはず。その頃の気持ちにみんなで戻ろう。素直に楽しもう」。世の中にはそんなメッセージが必要で、LIFE LABELはそのメッセージを伝え続けないといけない。「Hello, new fun.」には、そんな思いが込められています。この思いは変わらず7年間歩み続けてきました。
近くにいる人に「NICE」と言える人生を
——2025年からLIFE LABELでは、新たに「NICE LIFE」というスローガンを掲げます。この言葉には、どんな意図が込められているのでしょうか?
林:これまでのLIFE LABELは「暮らしを楽しもう」と、自分自身のあり方に向き合うことを求めるようなアプローチでした。でも、コロナ禍の混乱や不安定な社会情勢の中で、みんな不安や恐れに満ちたネガティブな空気をずっと浴び続けています。そんな中で自らにベクトルを向けても「楽しい」という気持ちは生まれにくい。だからこそ、視点を「自分」から「相手」に変えていく、自己肯定ではなく他者肯定によって、この重たいムードに風穴を開けていく。「NICE LIFE」というスローガンには、相手に「NICE」と言える人生を送ろうというメッセージが込められています。

——自分に問いかけるのではなく、相手を称えていく。
林:はい。これからのLIFE LABELのミッションは、目の前の人にどれだけ「NICE」と伝えられるか、です。
日本だと街中ですれ違った人と目を合わせることなんてめったにありませんよね。だけど、アメリカだとたまたま目が合っただけで「NICE!」と言ってくれるんです。「そのアイテム、NICEだね」「その髪型、NICEだね」……そうした「NICE」から芽生える関係性がすごく素敵だなと思っています。みんなで横にいる人に「NICE」と言い合うことで生まれるポジティブな空気感。LIFE LABELが実現したい世界観って、まさにそれなんです。だから、まずはLIFE LABEL自身が、近くにいる人に「NICE」とエールを送っていく存在になろうと決めました。その姿を見せることで、ポジティブな空気を社会に伝播させていきたいですね。

これからの住宅市場で工務店がやるべきこと
——これからの住宅市場において現場でユーザーと向き合う工務店には、どのようなことが求められると考えていますか?
林:住宅市場で重要なのは、実は「オペレーション」だと考えています。ここで言うオペレーションとは、現場で働く工務店の方々がどういう思いで、どういう住宅を、どのように扱うか、ということ。どうしても住宅業界では、どんな住宅を扱うか、どんな住宅を売るか、ということばかりに意識が向いてしまいがちです。でも、本当は、その住宅で暮らした先にどんな景色が広がっているかまで、しっかりユーザーに伝えきる必要がある。そして、その景色を伝えるのは現場の「人」に他なりません。
これは“世界一の朝食”として有名な『bills』をはじめとした海外ブランドを日本で展開しているTRANSIT HOLDINGS INC.代表取締役・中村貞裕さんと、ラジオ番組で対談したときに学んだ視点です。

林:TRANSIT GROUPは、「メニューとレシピだけ持って来る」というやり方は決してしません。たとえば従業員の半分は現地で働いている人や現地で働いている人と同じ雰囲気を纏った人を必ず入れると言うんです。つまり、現地の空気を、“本物っぽく”再現するのではなく“本物”としてその場にそのまま再現する。働いている人、ルール、言葉遣い……そのブランドのこだわりをどこまで忠実に日本に持ってこれるか。そうしたオペレーションが勝負だと言うんです。
これって住宅業界でも同じことだと思います。つまり、その住宅に宿る世界観や、そこから紡がれるライフスタイルを、現場の「人」がいかに体現できるかが勝負になるということです。
LIFE LABELというブランドの「オペレーション」を一緒につくる
——やはりLIFE LABELも今後は「オペレーション」を重視していく、と。
林:はい。素敵なブランドには、素敵なオペレーションが存在するように、カッコいい住宅商品には、それに見合ったオペレーションがどうしても必要です。だから、取扱店の皆様には、それぞれの住宅商品の思想やエッセンスを自分自身に取り込み、言葉やライフスタイルで表現していってほしい。そんな体現者を「オペレーショナルプラットフォーマー」と呼ぶことにしました。
たとえば、コラボレーションした各ブランドのプロダクトやコンテンツに触れたり、自分なりにそのエッセンスを表現してみる。あらゆる有益な情報を、自分なりに行動に落とし込んで、試行錯誤していく人がとても価値を持っていくはずです。
そうやってLIFE LABELが「オペレーショナルプラットフォーマー」の集団になれば、もっと素敵な世界をつくることができると信じています。

——オペレーションだけでなく、“プラットフォーマー”という言葉に込められた意図について教えてください。
林:“LIFE LABEL取扱店”が、色とりどりのブランドのライフスタイルや世界観が並んでいる“セレクトショップ”のような存在になっている状態を、一緒に目指していきたいと考えています。つまり、ユーザーが「NICE」と言える住宅を見つけることができるプラットフォームになれたらいいなと思っています。
住宅商品はあくまでメニューやレシピに過ぎません。ブランドに命を吹き込むのは、取扱店であるみなさんですから。

これからLIFE LABELは、本部と取扱店が一緒になって「NICE LIFE」という世界観をつくっていこうと思います。これからの展開に、ぜひご期待ください。
この記事に関するサービス

LIFE LABEL
家を、暮らしをもっとエンターテインメントに。
ライフスタイルメディア「LIFE LABEL magazine」を中心に、日々の暮らしを楽しむための情報発信や、新しいライフスタイルの楽しみ方を、住宅デザインとあわせて提案する住宅エンターテインメントブランドです。